育毛ビジネスに関わる迷信
C.1 男性型脱毛症は数日で治る
C.2 髪の毛診断は脱毛症の原因を突き止めるために重要である
C.3 返金保証付きの育毛製品は信頼できる
C.4 頭皮マッサージは脱毛症に効果的
C.5 育毛製品に含まれる成分が多いほど効果的
C.6 従来型企業と育毛製品の妥当性とは関係がない
C.1 迷信:男性型脱毛症は数日で治る ありえません。男性型脱毛症に治療薬はありません。男性型脱毛症に効果的な製品は、脱毛の進行が止まったり、新しい髪が生えるといった顕著な結果が現れるまでに4か月から6か月かかります。理由は簡単です。それは私たちは現在のやせ細った髪の毛を太いものに変えようとしているからです。そのためにはまず細い髪を作り出す毛包を休止期に追いやり必要があります。そして100日ほどかけて細い髪の毛が抜け、そして目に見えて太い髪の毛を生え始めるので、4か月から6か月かかるというわけです。
C.2 迷信:髪の毛診断は脱毛症の原因を突き止めるために重要である 大きな間違いです。2001年のTIME誌からの引用があります。「毎年、25万人のアメリカ人が髪の診断のために70ドル支払っていますが、この診断は栄養上の問題を調べるものでよくても信頼はできないという報告書があります。有名な6つの研究所で同じ人の頭髪のサンプルをセレニウム、アルミニウム、鉛といった30種類のミネラルと金属についてテストしてもらいました。結果は、同じ髪の毛にもかかわらず、研究所によってまったく異なり、10倍以上の格差があることもしばしばでした。これでも十分背筋の寒くなる思いがしますが、このほとんどの研究所で、病気治療のためのサプリメントを販売しているのです」。 イザドール・ローゼンフェルド博士の「髪の診断の正体」という記事も見てみましょう。
15年前の米国医師会の機関誌で、髪の毛診断により必要な栄養素を決定することは科学的根拠がないという研究報告がされていますが、現在も患者に対し、継続的に診断が行われています。同じ機関誌の最近の研究でも似た結果報告がありました。
同じ人の頭髪サンプルを髪診断に特化した6カ所の研究所に送ったところ、結果はまちまちで、まったく逆のことを勧めていることもありました。たとえば、ある研究所では患者に新陳代謝が早く、ビタミンAを避けるよう言っていたのに対し、別の研究所では、同じ人間に新陳代謝が遅くビタミンAのサプリメントを勧めていたのです。なので髪の栄養チェック診断を受けるように言われたなら、その30〜70ドルで私なら新しい服を買ったり、恋人を食事に連れて行くことをお薦めします。
C.3 迷信:返金保証付きの育毛製品は信頼できる そうでもありません。薬の世界に絶対はありませんし、保証もできません。同様に、まともな育毛剤であっても、髪の毛の再生を保証することはできないのです。髪の毛が最できなければ、返金するという製品には注意した方がいいでしょう。マーケティング専門家に言わせれば、どんなにひどい製品であっても3分の1の消費者は返金を求めることはないそうです。薬に保証はないものです。外科医は手術結果の保証はできないし、内科医も薬物治療の結果を保証することができません。もし、医療品に返金保証が付いていたら、疑ってかかるべきです。
C.4 迷信:頭皮マッサージは脱毛症に効果的 であればいいのですが、そんなに簡単に脱毛症は治りません。それどころか、なんの効果もないのです。頭皮マッサージが血行を良くするという支持者が必ずいますが、脱毛症に効果的だという証明はありません。 →A.3 迷信:血行が悪いと脱毛症になる を参照。
C.5 迷信:育毛製品に含まれる成分が多いほど効果的 まったくの逆です。まずその有効成分に目を向けてください。その成分は広告の中で効能があることの証明がされていますか?科学誌や医療誌においての研究に関する言及がされていますか?まずないでしょう。製造元が成分リストを見つけがたくしていれば、その製品は疑ってかかるべきです。
有効成分が複数含まれる製品を疑う理由は以下の通りです。個々の有効成分は安全で効果的かも知れませんが、それらが同時に使用された場合に有効であるかの証明は十分でないことがあります。液体の中、もしくは頭皮上で逆効果があるかも知れません。別々に使えば効果的なのに、同時に使用すると向こうになるということはよくあります。ミノキシジルとスピラノラクトンが典型的な例です。ほかの薬で言えば、抗生物質のテトラサイクリンとペニシリンは効果がなくなりますので、同時に使ってはいけません。
C.6 迷信:従来型企業と育毛製品の妥当性とは関係がない ハゲた人の方が髪の毛がある人より精力的だという話に科学的な根拠はありません。事実は、多くのこれは自明のことだとおもいます。その企業にはインターネット以外に営業所はありますか?脱毛症治療の製品を開発、製造を行うには、そのための物理的な空間が必要です。もし、その業者が住所もなく電話番号もなければ、その会社の合法性を疑うべきです。また電話もしくはメールでの連絡先も必要ですね。
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